ノーメックス

ノーメックスはデュポン社が開発した耐熱性ポリアミド繊維で、防護衣類の生地などに使用されております。
ノーメックス紙はポリアミドの重合体から短繊維と合成バルブを作り、これを水中に分散させて抄紙機にかけて製造されます。
当社ではノーメックス紙を取り扱っております。
変圧器やモーター、産業用ロボット電源内の絶縁物などでの実績がございます。
切削加工、打ち抜き加工、曲げ加工など幅広く対応可能です。

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ノーメックス410

一般的によく使用されるノーメックス紙です。品番指定が無ければこちらの410を使用いたします。
抄紙機工程の後に、カレンダー加工(高温、高圧での圧縮)し高密度化させた製品です。
250℃までの温度変化、95%までの相対湿度変化にも影響を受けない、安定した電気特性を備えています。
UL規格にて220℃での連続使用に認定された優れた耐熱性があります。
難燃性を有しており5mil(0.13mm)以上の製品はUL規格94V-0に合格しています。
0.05mm ~ 0.76mm(2mil ~ 30mil)までの厚さを取り揃えております。
各種薬品、溶剤に対する耐性を持っており、絶縁油、溶媒にも適合します。

ノーメックス411

抄紙機工程の後に、カレンダー加工をされていない素材です。
比較的低めの密度で柔軟性に富み、表面吸収性に優れております。
吸収性がありますので、含浸性と樹脂保持力がありレジンキャスト用途で層間絶縁として使用するのにも適しています。
柔軟性があるため、紙器のような絞り加工も可能で、熟成型によって色々な形状に加工が可能です。
UL規格にて220℃での連続使用に認定された、優れた耐熱性があります。
各種薬品、溶剤に対する耐性を持っており、絶縁油、溶媒にも適合します。

ノーメックス414

410同じく抄紙機工程の後に、カレンダー加工を施してあるが、なじみが改善されております。
電気的、機械的特性は410と互換性がある一方、410では出来ない絞り加工や熱成型が作り易くなっております。
タイプ414は初期引張強さが裂け目横方向に特に強いので、その特性を活かすように加工方向を設定する事が必要です。

上記の他に、ノーメックス356(410と411の中間的グレード)やノーメックス818(雲母を混抄したグレード)などもございます。
別途資料など必要でございましたら、当社までお問い合わせ下さい。